レッドソックス コーラ監督を解任 サイン盗み問題
米大リーグ、レッドソックスは14日(日本時間15日)、アレックス・コーラ監督(44)の解任を発表した。
アストロズへの厳しい処分から一夜明け、影響はレッドソックスにも波及した。解任されたコーラ監督はアストロズのサイン盗みに関するレポートで、同チームのベンチコーチを務めていた2017年に、映像解析によるサイン盗みを行ったことが報告されていた。 レッドソックスの監督に就任した18年にも同様の手口を使っていた疑いがもたれており、現在、MLBが調査中。その年はシーズン108勝を挙げて地区優勝、さらにワールドシリーズも制した。
この日、発表した声明の中ではオーナーら球団首脳にコーラ監督を加えた4人が集まり、同レポートについて協議。「アレックスがこのままチームの指揮を執り、前に進んでいくことはできないだろうと判断し、双方合意の上、たもとを分かつことになりました」と、解任に至った経緯を説明した。近日中にMLBから処分が発表される見込みだが、指揮官への厳罰は避けられない状況で、球団が先手を打った形。ただ21年まで契約が残っていたコーラ監督を解任したとは言え、レッドソックスへの処罰は必至の状況と見られる。