ジーター氏は満票に1届かず米野球殿堂入り ヤンキース一筋3465安打&世界一5回

 米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、今年の殿堂入り選手を発表し、ヤンキース一筋20年で歴代6位の3465安打を記録し、5度のワールドチャンピオンに貢献したデレク・ジーター氏(45)とロッキーズなどでプレーして首位打者3回、本塁打王1回を獲得したラリー・ウォーカー氏(53)の2人が選出された。資格対象1年目のジーター氏は満票にわずか1届かず、昨年のマリアノ・リベラ氏(ヤンキース)に続く史上2人目の満票選出はならなかったが、史上2位の得票率99・7%(396票)をマーク。ウォーカー氏は得票率76・6%(304票)で資格対象最終年の10年目でうれしい選出となった。

 ジーター氏はミシガン州の高校を卒業後、1992年ドラフトでヤンキースから1巡目全体6位の指名を受けて入団。95年5月29日のマリナーズ戦でメジャーデビューを果たした。ヤンキースの遊撃手として20年プレーし、通算成績は2747試合、打率・310(11195打数3465安打)、260本塁打、1311打点、1923得点、358盗塁、出塁率・377などの成績を残した。新人王、球宴14回、ゴールドグラブ5回。

 主要個人タイトルこそなかったが、キャプテンとして強いリーダーシップを発揮してチームを牽引。クラッチヒッターとしても知られ、96年、98~00年、09年のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。松井秀喜、イチロー、黒田博樹、田中将大、伊良部秀樹、井川慶ら日本選手ともプレーした。

 資格対象最終年だったウォーカー氏は昨年の故ロイ・ハラデー氏に続いてカナダ出身選手では史上2人目の選出。84年にドラフト外でエクスポス(現ナショナルズ)と契約し、89年にメジャーデビュー。強打堅守の外野手としてロッキーズ時代の97年には本塁打王、リーグMVPに輝き、98、99、01年には首位打者を獲得した。メジャー17年の通算成績は打率・313、383本塁打、1311打点、230盗塁。ゴールドグラブ7回、球宴5回。

 殿堂入りの有資格者は「大リーグに10年以上在籍し、引退から5年が経過」が条件。投票は全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者によって行われ、75%以上の得票率が必要となる。資格対象期間は10年で得票率が5%未満の場合は翌年の資格を失う。

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