サイン盗みアストロズ謝罪会見余波 ドジャース主砲が非難「MVPと優勝リングが盗まれた」

 17、18年に電子機器を使用したサイン盗みが発覚し、大リーグ機構から処罰を受けたアストロズの17年MVPホセ・アルトゥーベ内野手らによる謝罪会見から一夜明けた14日(日本時間15日)、他球団の選手たちは様々な反応を見せた。

 17年のワールドシリーズでアストロズに敗れているドジャースの主砲コディ・ベリンジャー内野手はメディアの取材に対し、「アルトゥーベは(ヤンキースの)ジャッジから17年MVPを盗み取ったことに人々は気付いていないと思う。僕たちから優勝リングを盗み取ったことはみんな知っている」、「あの人たち(アストロズの選手)への敬意は失せた」などとぶちまけた。

 また、大リーグ公式サイトは、アスレチックスのトニー・ケンプ内野手が16年から昨季途中まで所属したアストロズでサイン盗みのシステムの使用を拒否したと伝えた。

 同サイトに投稿されたインタビュー動画で同内野手は17年にメジャー昇格を果たした当時を「僕が9月に上がった時はすでに(サイン解読)システムはあった」と回想。「システムを使いたいかどうか聞かれたので『ノー』と答えた。(アストロズ傘下の)3Aでいい感触をつかんでいたので、ただその状態を継続したかったからです」と話した。

 前日に行われたアストロズの謝罪会見ではジム・クレイン球団オーナーの発言「サイン盗みが試合に影響したとは思わない」に対し、メディアや野球ファンがSNS上で大批判を展開。また、選手を代表して会見に同席したアルトゥーベは「謝罪や反省の言葉に気持ちが見えない」などと不評を買った。

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