ダル納得153キロ「新しいこと挑戦しながら」
「カブス春季キャンプ」(16日、メサ)
カブスのダルビッシュ有投手(33)はアリゾナ州メサでブルペン入りした。最後の低めへの速球は95マイル(約153キロ)を出し「僕としては前回の方が球の伸びはあったような気がしたけど、今日のでも十分」と納得の様子だった。
昨季は前半戦の防御率5・01から後半戦は2・76に。米球界9年目の今季に期待を抱かせる復調だった。「今は気になった部分をつぶしていく感じだけど、楽しみたいので新しいことに挑戦しながらという形でやっている」と向上心をのぞかせた。
昨季の立て直しの裏には日々の課題を記録するノートの存在もあった。今キャンプでは練習後に書き込む姿が見られ「忘れるからすぐに書く。考えることは財産だし、できれば3個、多くても5個以内の課題に星印を付けている」と説明した。
1月の球団のイベント以来、久しぶりに地元メディアに英語で対応した。「ストレスあるからしたくなかったけど、慣れれば大丈夫」と冗談めかした口調に余裕を漂わせた。