筒香、フリーで柵越え4本 「濃い内容」充実のキャンプイン
「レイズ春季キャンプ」(18日、ポートシャーロット)
各地でキャンプが行われ、野手では西武からレッズ入りした秋山翔吾外野手(31)がアリゾナ州グッドイヤーで初日を迎え、守備と打撃で精力的に体を動かした。DeNAからレイズに入団した筒香嘉智外野手(28)もキャンプインし、打撃練習で4本の柵越えを放った。
照りつける陽光の下、ライトブルーのユニホームを身にまとった筒香が大リーグ、レイズの一員として夢の第一歩を踏み出した。キャンプ初日を迎え「日本に比べ練習時間の短い中、濃い内容になった。充実した時間を過ごすことができた」と白い歯をのぞかせた。
一番の見せ場はフリー打撃。28球で4本の柵越えをマークした。米国流で打撃投手がマウンドのかなり前方から投げる形式に「想像以上に近かった」と最初は苦戦したが、距離感に慣れると、中堅や右方向へ力強い打球がフェンスを越えた。
22日(日本時間23日)にはオープン戦が始まる。日本とは違い短い準備期間で実戦に臨み、メジャーのストライクゾーンに適応することが求められる。「好結果が出ないと不安は解消されない。そのためにいい準備をしたい」と言い切った。
チームメートとは笑顔で談笑。キャッシュ監督は「とにかく気持ちよくプレーしてほしい」と見守る。日本を代表する長距離打者の挑戦が、始まった。