レイズ筒香 初打席初安打 四球選び好感触
「オープン戦、レイズ9-7ヤンキース」(23日、ポートシャーロット)
レイズの筒香嘉智外野手(28)はヤンキース戦に「5番・左翼」で初出場し、1打数1安打、1四球。
投手のグラブをはじいた打球が中前に抜けていった。筒香は第1打席で安打を放つなどしたオープン戦デビューを終え「今の段階、体の状態からすれば十分。ここまで順調に来ている」とクールに言った。
二回無死一塁で93マイル(約150キロ)を痛烈にはじき返し、走者を三塁へ進め、得点につなげた。しかし一、二塁間への意識があった中で「全然思っているところと違うところに飛んでいる。本当はゴロになっちゃいけない球」と渋い表情で課題を口に。一塁手に「アメリカへようこそ」と声を掛けられ、ようやく笑みが出た。
好感触を得たのは第2打席。追い込まれてからファウルで粘り、四球を選んだ。150キロ台後半に対応し「ファウルを打つには技術を使う。自分の中では安心材料」とうなずいた。
左翼の守備も無難にこなした。キャッシュ監督は「やりやすそうだった」と評価。背番号25の新人は「日々起きることを修正しながらやっていきたい」と浮かれることなく前を見据えた。