レイズ筒香 出た逆方向弾!持ち味発揮で左腕撃ち 2試合4打席すべて出塁
「オープン戦、レイズ2-2レッドソックス」(24日、ポートシャーロット)
レイズの筒香嘉智外野手(28)がオープン戦2戦目となるレッドソックス戦に「5番・指名打者」で先発出場し、初本塁打を放った。ブルージェイズの山口俊投手(32)はブレーブス戦で先発として初登板し、2/3回を3安打3失点、2四死球。ツインズの前田健太投手(31)はレッドソックス戦に先発で移籍後初登板し、ソロを浴びて2回を2安打1失点だった。
持ち味を遺憾なく発揮した。0-1の四回、筒香は左腕から逆方向の左中間へ特大の同点ソロを放った。やや詰まりながらも打球は伸びて電光掲示板に当たり「基本は反対方向。向こうの方というのは、ある程度意識しながら」と振り返った。
昨季、プロ野球DeNAでの本塁打数は右投手からの13に対し、左は16。左を苦にしない点もフロント陣が獲得を熱望した要因だった。右にシフトしていた相手内野陣を頭に入れながら快音を響かせ「左と左が苦手とよく野球界では言われる。左投手から打ててよかった」と少し誇った。
指名打者での起用は初めてだった。守備に就くことでリズムをつかむこともあるが「日本の時、最初は嫌だったけど今は全く問題ない」と言い切る。前打席では四球を得ており、2試合計4打席全てに出塁。キャッシュ監督は「打席で辛抱強く、際どいコースも見極めている」と褒めた。
「もちろん悪い結果よりもいい結果の方がいい」と受け止めつつ「あくまでもシーズン」と言う。26日(日本時間27日)は本職ではない三塁を守る予定で、開幕へ着々と準備を進める。