「オープン戦、ブルージェイズ４－３ブレーブス」（２４日、ダンイーデン）

　ブルージェイズの山口俊投手（３２）はブレーブス戦で先発として初登板し、２／３回を３安打３失点、２四死球。

　ほろ苦いオープン戦デビューとなった。山口は立ち上がりに安打と四死球で２死満塁のピンチを背負うと、メジャー経験がない打者に２点適時打を浴びる。続く打者にも適時打を許し、一回を持たずに降板した。

　左打者に追い込んでからのスプリットを見極められ、右打者にはカットボールや直球を痛打された。「一番はボールへのアジャストだと思っている」と大リーグ公式球に戸惑いを隠さなかった。

　投球練習とは異なり、試合ではファウルの後などにボールが交換された。「なじんだところで換わり、感覚も変わる。ブルペンでも細かくボールを換えて投げないと」と対策の必要性を口にした。

　開幕先発陣入りを競う立場。「同じ失敗を繰り返さないように、次はしっかり階段を上ってゲームで投げられたらいい」と巻き返しを期した。