大谷翔平、初のOP戦は「4番・DH」 新フォームで秋山所属のレッズ戦

 「オープン戦、エンゼルス-レッズ」(25日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平選手(25)がレッズとのオープン戦(日本時間26日午前5時開始)に「4番・指名打者」で出場することが発表された。大谷は昨年9月に左膝手術を受けており、実戦の打席に立つのは術後初、昨年9月11日のインディアンス戦以来となる。

 昨季の大谷は一昨年10月に受けた右肘手術のリハビリのため、二刀流ではなく、打者に専念。2月のキャンプ時から左膝に違和感、痛みを抱えながら106試合に出場して打率・286、18本塁打、62打点、12盗塁、出塁率・343を記録した。シーズン終盤の9月12日に先天性の左二分膝蓋骨手術を受け、オフにリハビリメニューを完了した。

 メジャー3年目の今季は2月11日にバッテリー組に加わってキャンプイン。球団からは指名打者で3月26日の開幕を迎え、5月中旬に投手としても復帰することが発表され、ここまで二刀流調整を続けている。

 23日には今キャンプ初めてブルペンに入り、直球のみ20球を投げた。7、8割の力で球速は130キロを計測した。初実戦前日の24日はノースロー調整で走塁と打撃練習。フリー打撃では37スイングで5本の柵越えを放ち、中堅バックスクリーン最上段を直撃する推定140メートルの大きな当たりもあった。

 今キャンプでは昨季までのノーステップ打法ではなく、スタンスを狭くして右足を上げて体重移動を大きくする新しい型を試行錯誤。21日に味方投手を相手にした実戦形式の打撃練習「ライブBP」では5スイングし、「(ボールの)距離感はそんなに悪くなかったですかね。微妙な(投球の)コースは審判がいないので分からないですし、そこの答え合わせは実戦じゃないとできないかなと思います」と感想。オープン戦の課題に「ボールの距離感とストライクゾーンの確認」を挙げた。

 オープン戦で対戦するレッズには西武から移籍した秋山翔吾外野手が所属。大谷は「もちろん、あいさつできればいいなと思いますけどね。僕もいっぱいいっぱいなので、自分のことをまずやりたいなと思います」と話した。

エンゼルスのラインアップは以下のとおり。()は昨季の成績

1番・二塁 フレッチャー 打率・290、6本塁打、49打点

2番・中堅 トラウト   打率・291、45本塁打、104打点

3番・三塁 レンドン   打率・319、34本塁打、126打点

4番・DH 大谷     打率・286、18本塁打、62打点

5番・左翼 アップトン  打率・215、12本塁打、40打点

6番・一塁 プホルス   打率・244、23本塁打、93打点

7番・捕手 カストロ   打率・232、13本塁打、30打点

8番・遊撃 シモンズ   打率・264、7本塁打、40打点

9番・右翼 ウォード   打率・190、1本塁打、2打点

   投手 バンディ   7勝14敗、防御率4・79

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