「オープン戦、エンゼルス６－６ダイヤモンドバックス」（７日、テンピ）

　エンゼルス・大谷がバットの先っぽでカーブをとらえたのは五回の打席だ。カウント１－１。空振りした２球目と同じ球種を右前へ運び、２月２８日のレンジャーズ戦で放った左前適時打以来、４戦１１打席ぶりとなるオープン戦２本目の安打を記録した。

　この日は出場７試合目で初の２番。初回の打席はカウント１－２と追い込まれた後、コースをしっかり見極めて四球。三回はファウルを打った際にバットを折るなどして最後は空振り三振に倒れた。

　試合前にはチームミーティングに参加。米国内でまん延しつつある新型コロナウイルスに関する説明を受けた。球団広報部によると、ウイルスの基礎知識や対策、手洗い・うがいといった感染予防法などが選手たちに伝えられたという。

　マドン監督はファンに直接サインするのではなく、事前に用意したサインボールなどを手渡すことも検討されたことを明かし、「一般的ガイドライン。必要なものであり、役立った」と話した。