MLB3・27開幕延期 オープン戦は中止
米大リーグ機構(MLB)は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、26日(日本時間27日)に全30球団で一斉に迎える予定だったレギュラーシーズン開幕を最低2週間延期すると発表した。また東部時間12日午後4時(日本時間13日午前5時)以降開始のオープン戦は中止とした。
大リーグは第2次世界大戦中も実施した一方、1994年にストライキのためシーズンを途中で打ち切り、95年の開幕が遅れたことはある。
メジャーでは今季も複数の日本人選手がプレー予定。日本から移籍1年目のレイズの筒香嘉智、レッズの秋山翔吾両外野手、ブルージェイズの山口俊投手のデビューも4月以降となった。
MLBは9日にロッカールームへの報道陣の立ち入り制限を発表。11日にはマリナーズが本拠地シアトルでの開幕カード開催を断念していた。
大リーグ選手会のトニー・クラーク専務理事は声明を発表し「選手たちはフィールドで戦えないことに落胆している。同時に公衆の衛生安全の重要性も理解している」と述べた。
ともにアリゾナ州で開催予定だった野球の東京五輪出場権を懸けた米大陸予選と、来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場枠を争う予選も延期。MLBはマイナーリーグの開幕も延期した。