米大リーグ球場従業員に30億円超寄付 新型コロナ影響で経済支援

 米大リーグ機構(MLB)は17日、新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期されたことで、球場の従業員への経済的な支援として全30球団が各100万ドル(約1億800万円)を寄付すると発表した。

 MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは「影響を受ける球場従業員を援助するため、30球団の代表者と話し合ってきた。迅速に団結したことを誇りに思う」とメジャー公式サイトに声明を寄せた。

 MLBは、米疾病対策センター(CDC)が15日に8週間は50人以上が集まるイベントの中止か延期を要請したことを受け、16日に最低2週間としていたレギュラーシーズン開幕のさらなる延期を発表した。開幕は現時点で最短でも5月中旬にずれ込む見通しになっている。

 またスポーツ専門局ESPN(電子版)によると、アスレチックスのデーブ・カバル球団社長は陽性反応を示したファンにツイッターで連絡を取り、開幕戦の始球式を依頼する意向を示した。

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