大谷翔平、一時帰国せず本拠地で投球継続 GM「2、3週間後にブルペン」
大谷翔平選手(25)が所属するエンゼルスのビリー・エプラー・ゼネラルマネジャー(GM)は24日(日本時間25日)、電話会見を行い、大谷が日本へ一時帰国することなく、本拠地エンゼルスタジアムで投球練習を継続していることを明かした。大リーグ機構(MLB)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オープン戦の中止と26日(同27日)に予定していた開幕の延期を発表している。
コロナの影響でシーズン開幕が5月中旬以降にずれ込むことが確実視されている大リーグ。大谷は球団から一時帰国の許可が出ているが、同GMは「平地で様々な距離から50球から60球を投げている」と現状を報告。「おそらく2、3週間すればブルペンで投げるだろう」と今後の見通しを語った。
一昨年10月に右肘手術を受けたため、5月中旬に投手復帰を目指す大谷は、オープン戦中止決定前のキャンプ地でブルペンに計6回入り、力を抑えながら最速145キロの直球と変化球を交えて最多59球を投げていた。
エンゼルスの本拠地があるカリフォルニア州では現在、集団活動禁止や自宅待機などが発令中。エプラーGMは「州知事から通達があり、選手たちは練習のために球場を利用できない」としながら、右肘痛で治療中のキャニングと大谷の名前を挙げて「2人はリハビリの一環として球場で治療を受けたり、トレーニングができる」と説明した。