大谷は日給11万円 MLBシーズン短縮・中止時の支給額 米報道

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、開幕を延期している米大リーグが、シーズン短縮や中止の場合の選手への支給額が4分類されていると3月31日(日本時間4月1日)、米スポーツ専門有線局ESPN(電子版)が米AP通信の原稿を引用して伝えた。

 同サイトによると、大リーグ機構(MLB)と同選手会はこのほど、開幕延期が決まった今季について協議し、メジャー40人枠に入っている選手は当初の開幕日の3月26日から5月24日までの60日間の給料として総額1億7000万ドル(約183億6000万円)を支払うことなどで合意。支払い額は選手のメジャー在籍年数や契約内容によって4分類されており、選手名を挙げて説明した。

〇1日当たりの支給額、60日間の総額とその条件

・275ドル(約2万9700円)、1万6500ドル(約178万2000円)…今季年俸4万6000ドル~9万1799ドルのマイナー選手(レッドソックスのボビー・ダルベックら)

・500ドル(約5万4000円)、3万ドル(約324万円)…今季年俸9万1800ドル~14万9999ドルのマイナー超有望株(レイズのブレンダン・マッケイら)

・1000ドル(約10万8000円)、6万ドル(約648万円)…今季年俸15万ドル以上で年俸調停権のないメジャー在籍3年以下の単年契約選手(エンゼルス・大谷翔平やメッツのピート・アロンソら)

・4775ドル(約51万5700円)、28万6500ドル(約3010万円)…上記以外のメジャー選手や1月までに長期契約で合意している選手(エンゼルスのマイク・トラウトやヤンキースのゲリット・コールら)

 今季メジャー最高年俸はトラウトとコールの3600万ドル(約38億8800万円)。同サイトでは、シーズンが中止になった場合、1シーズン=186日で“年俸”に換算した場合、それぞれ5万1150ドル(約552万4000円)、9万3000ドル(約1004万円)、18万6000ドル(約2000万円)、88万8150ドル(約9600万円)と算出した。

 現時点でMLBは5月中旬までの開幕延期を発表しているが、ブルージェイズの本拠地、カナダ・トロントのジョン・トーリー市長がこの日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、市内での集会やイベント中止期間を6月30日まで延長すると発表。ブルージェイズやNBAラプターズ、NHLメープルリーフスは対象外としたが、同市の行政州オンタリオ州では現在、5人以上の集会を中止しており、シーズン開幕や再開が7月以降になる可能性が出ている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス