韓国人大リーガー秋信守 マイナー191選手に11万円支援 母国には2000万円

 米大リーグ、レンジャーズの秋信守外野手(37)が新型コロナウイルス感染拡大防止のため開幕が延期されている自軍傘下のマイナーリーグ191選手に1人あたり1000ドル(約10万7000円)を寄付する、と1日(日本時間2日)、大リーグ公式サイトが伝えた。

 秋は韓国の高校から00年にマリナーズと契約し、4年のマイナー生活をへて05年にメジャーデビュー。06年にインディアンスへトレードされた後、08年にメジャー定着。12年にレッズでプレーし、同年オフにFAでレンジャーズとアジア人野手最大規模の7年1億3000万ドル(約139億円)で合意した。

 メジャー15年の通算成績は1619試合、打率・275、213本塁打、767打点、151盗塁、出塁率・377。昨季は打率・265、24本塁打、61打点、15盗塁、出塁率・371。18年には球宴に出場している。

 同サイトでは、秋がマイナー時代に週350ドル(約3万7450円)の給料で妻子を養い、遠征地で支給される1日20ドル(約2140円)のミールマネー(食事代)をおむつ代などにあてた苦労話を紹介。同選手はレンジャーズ傘下のマイナーチームに所属する191選手に1000ドルずつ、約20万ドル(約2140万円)のほか、新型コロナウイルスの影響を受けた母国の韓国・大邱に20万ドルを寄付したと伝えた。

 大リーグは開幕延期のため、マイナー選手に5月31日まで週400ドル(約4万2800円)を支給することを決定している。

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