米スポーツイベント年内再開は「厳しい」米紙報じる
米ワシントンポスト紙(電子板)は6日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中断や延期、中止が相次いでいるスポーツイベントについて、多くの専門家が「年内の再開は厳しい」との見方を示していると報じた。
同紙はスタンフォード大の感染症専門医、ディーン・ウィンスロー氏が「大規模な観客を入れたスポーツを再開することは他のことよりも長くかかる。緩めるのが早すぎると、第二波が起こる可能性がある」と話していることを紹介。感染症の研究で知られるジョンズ・ホプキンス大の上級研究員も「スポーツの世界で最も恐れられている可能性は、多くの人が考えているよりも現実的になっている」と、年内にスポーツイベントを再開できない可能性を強調した。
現在、米国ではMLBなど4大スポーツを含め、ほぼすべてのイベントが中断している。同紙は「最初のステップは社会的距離を維持したまま、人々が仕事に戻ること、そして旅行制限などが解除されること、これらの変更の後、初めて当局はスタジアムの開業の許可を検討できる」との見解を示した。