18年WシリーズMVPピアース引退表明 Rソックスのサイン盗み完全否定

 レッドソックスで18年のワールドチャンピオンに貢献し、シリーズMVPを獲得したスティーブ・ピアース外野手(37)が14日(日本時間15日)、現役引退を表明した。ボストンの地元ラジオ局WEEI(電子版)が伝えた。

 ピアースは37歳の誕生日だったこの日、18年ワールドシリーズ、レッドソックス対ドジャース第1戦を再放送した同局の番組に出演し、「いい経験だった。ここで10年にわたってプレーしてきた。たった今、正式に引退します」と語ったという。

 番組内のインタビューでは、大リーグ機構が調査中の18年のレッドソックスによる映像を使ったサイン盗み疑惑についてもコメント。「やっていない。あれは俺たちにとって冗談でしかない。その話が出た時、俺たち全員が冗談を言い合っていたぐらいだった。俺たちは正々堂々と戦って勝った」と疑惑を否定した。

 同選手は05年ドラフトでパイレーツの8巡目で入団し、07年9月にメジャーデビュー。13年間でオリオールズ、ヤンキース、レッドソックスなど、8球団を渡り歩き、通算766試合、打率・254、91本塁打、303打点の成績を残した。18年はシーズン途中にブルージェイズからレッドソックスへ移籍し、ワールドシリーズで打率・333、3本塁打、8打点をマークしてMVPに選出された。

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