大リーグ ハイタッチと唾吐き禁止、延長戦特別ルールの可能性 米記者伝える

 新型コロナウイルスの感染拡大のため、開幕を延期している米大リーグは週明けに機構側と選手会の協議を再開し、今季はハイタッチや唾吐きの禁止、延長戦特別ルール、飛行機移動なしなどの可能性がある、と8日(日本時間9日)、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者が自身のツイッターで伝えた。

 同記者は「7月上旬開幕が最良のシナリオ」とし、従来のア、ナ両リーグ3地区制を維持する考えがあり、試合の本拠地開催が目標としている、ともつづった。6月が有力視されているキャンプについては「大多数のチームが各都市のホーム球場を望んでいる。その場合、試合は紅白戦になる」と記した。

 さらに「2020年は多くの変更の可能性がある」とし、例として「移動を制限するため、国内を縦横断する飛行機移動がなくなり、地区内の対戦が多くなる」、「登録選手枠の拡張」、「プレーオフ拡張」、「ダブルヘッダー増加」、「休養日減少」のほか、「実験的試みの増加。延長戦は走者二塁から?」、「ハイタッチと唾吐きの禁止」といった特別ルールを挙げた。

 また、米スポーツ専門局ESPN(電子版)など、複数の米メディアはこの日、詳細が未定だったドラフト会議が6月10日に行われ、指名数が昨年の40巡目から5巡目に大幅に縮小されるなどと伝えた。ヘイマン記者は「大リーグ機構は10巡目を提案したが、契約金の制限が厳しいため、選手会が拒否した」と経緯を説明。過去のドラフトで6巡目以降に指名された選手としてリゾ(カブス)やJDマルティネス(レッドソックス)、ゴールドシュミット(カージナルス)らの名前を挙げた。

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