MLB開幕へ大きく前進 球団オーナーが開幕案を承認 7月上旬無観客、82試合
新型コロナウイルス拡大防止のため延期していた開幕に関して、米大リーグ全30球団のオーナーが大リーグ機構(MLB)の開幕案を承認した、と11日(日本時間12日)、米スポーツ専門局ESPN(電子版)など、複数の米メディアが伝えた。この日承認された案はあす12日(同13日)に大リーグ選手会に提示され、協議されるという。
ESPNによると、球団オーナーにより承認された主な内容は、「開幕は7月4日の独立記念日の週末に無観客試合」、「シーズン82試合」、「プレーオフは現行の10球団から14球団に拡張」、「試合開催は州知事らによって承認された地域」、「スプリングトレーニングは6月開始」、「完全指名打者制」。このほか、各球団の移動距離を最小限に抑えるため、対戦は同地区内、もしくは同地区の交流戦に限定。また、開幕までの準備期間が短いことによるけがの防止と選手の出場機会増加を理由にベンチ登録メンバーを現行の26人から30人に拡張するという。