メジャーの年俸大幅削減案に選手会が難色「高額選手が悪者のよう」
米全国紙USAトゥデー(電子版)など、複数のメディアは26日(日本時間27日)、新型コロナウイルス感染拡大の影響で7月上旬の開幕を目指す大リーグ機構と選手会が協議を再開したと伝えた。
同紙によると、MLBはメジャー30球団のオーナーが承認した、選手との“収益折半案”を取り下げ、新たな案として年俸に応じて変動する“スライド制”を提示。しかし、同案は年俸が高額になるにつれて減額の割合は大きくなり、年俸上位選手は75%カットの可能性があると指摘。選手会側は「最初の反応は前向きではなかった」と伝えた。
スポーツ専門局ESPN(電子版)は、新案の具体例として今季3500万ドル(約37億6300万円)の選手は780万ドル(約8億3850万円)の大幅減俸を強いられると記述。昨季13勝を挙げたブルワーズのアンダーソンは、自身のツイッターを更新し「リーグで最も市場性の高い選手たちが悪者に見える可能性がある興味深い策略」とつづった。