サイン盗み“首謀者”扱いに不満爆発 コーラ氏「アストロズは私に責任を押し付けた」
アストロズでコーチを務めていた17年にサイン盗みに関与し、今年1月にレッドソックスの監督を解任されたアレックス・コーラ氏(44)が11日(日本時間12日)、米スポーツ専門局ESPN(電子版)の取材に応じ、「アストロズは私だけに責任を押し付けた」などと不満を爆発させた。
コーラ氏は大リーグ機構の調査で17年シーズンに電子機器を使用したサイン盗みの“首謀者”として、監督解任後の4月に今季の職務停止処分を受けた。
ESPNによると、同氏は「私は職務停止になって当然のことをしたし、今は自身の行動に対する代償を支払っている」と自身の罪を認め、反省する一方で「昨年11月半ばからコミッショナーが(18年にサイン盗み疑惑があった)レッドソックスの調査結果が公表されるまでの間にたくさんの事実とそうでない情報を目にした」と苦言。「私が全く納得できないことを1つ挙げるとすれば、アストロズ内部の人間、特に(サイン盗み判明後に解任された元GM)ジェフ・ルノーはまるで私を首謀者のようにして責任を押し付けたことです」と不満を爆発させ、「私たちみんなでそれをやった。私は責任逃れをしているわけではないということを明確にした上で、全員が責任を負うべきだった」と話した。