大リーグ開幕決定!7月末に開催 大谷「WE’RE BACK」

 米大リーグ機構(MLB)が23日、新型コロナウイルスの影響で開催を見合わせていた今季は7月23日か24日に開幕し、レギュラーシーズンを60試合の予定で実施すると発表した。選手会も7月1日までにキャンプ地に集合することや、コロナ禍での健康と安全面の規約を含む運用マニュアルに同意。無観客での開催となり、タイブレーク制やナ・リーグでもDH制が導入される方向だ。

 ようやくメジャーリーグファンが待ちに待った日がやってくる。7月23日か24日の開幕が決定し、水と油だった機構側と選手会の協議が妥結。マンフレッド・コミッショナーは「MLBは2020年シーズンの開幕が迫っていることを発表でき、喜んでいる。既に選手会に60試合制のスケジュールを示し、近く素晴らしいファンに野球をお見せできることを楽しみに思う」との談話を発表した。

 同コミッショナーが強行開催を通達していたことを受け、選手会が7月1日までにキャンプ地に集合することや、新型コロナウイルス感染防止に関する安全衛生面の規約に同意。約4カ月遅れの開幕が決まった。

 対戦スケジュールなど日程の詳細は明らかにされなかったが、米メディアによると、従来のア、ナ両リーグではなく、30球団を「東」、「中」、「西」に3地区に分けて地区内で40試合を、交流戦20試合を実施。完全指名打者制、延長の場合は無死二塁から開始するタイブレーク制などが導入されるという。

 2年ぶりに二刀流として復帰することが期待されているエンゼルス・大谷はこの日、インスタグラムを更新。「WE’RE BACK」の文字が入った画面のほか、フリー打撃の動画2本を投稿。中堅方向へ放物線の打球を放ち、順調な調整をうかがわせた。

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