大谷翔平、短縮日程は二刀流に有利?不利? 米記者の意見分かれる
米スポーツ専門サイトESPN(電子版)は25日(日本時間26日)、新型コロナウイルス感染拡大により約4カ月遅れの7月23日(同7月24日)に開幕する米大リーグに関して記者へのアンケートを基にしたシーズン予想の特集記事を掲載。60試合制の短縮日程で「飛躍する選手」と「苦戦する選手」のどちらにもエンゼルスの大谷翔平選手(25)の名前が挙がった。
一昨年秋に受けた右肘手術からの投手復帰が注目を集めている大谷。2年ぶりに二刀流選手として出場する25歳のパフォーマンスについて記者たちの意見が分かれた。
「2020年のフォーマットで飛躍すると思う選手は?」の問いに大谷の名を挙げたゴンザレス記者は「7月下旬の開幕時にはローテーションで投げる準備はできているはずだ。先発しない日はDHで出場することになるだろう。シーズン開催期間を見て60試合で彼以上のインパクトを与えられる選手は他にいないかもしれない」と説明した。
反対の質問「2020年のフォーマットで苦しむと思う選手は?」でも大谷が票を集めた。エンゼルスのマドン監督は大谷の起用法についてメジャー1年目と同じ、週1回登板、登板の合間のDHを示唆しているが、カール記者は66日間で60試合の過密日程に着目。「オオタニが投手として軌道に乗るか心配している。休養日が少なければ、登板間にDHとして出場する機会が減るかもしれない」とマイナス要素を挙げた。