大谷翔平、キャンプ初日から二刀流 GM明言
18年10月に受けた右肘手術からの投手復帰を目指す大谷翔平選手(25)が3日(日本時間4日)から始まる夏季キャンプで二刀流で始動することが決まった。ビリー・エプラーGM(44)が6月30日(同7月1日)、明らかにした。
今季の大リーグは新型コロナウイルスの感染拡大のため、約4カ月遅れの7月23日に開幕。選手は1日にキャンプ地に集合し、メディカルチェックをへて3日に初日を迎える。
大谷は3月中旬にアリゾナでのスプリングトレーニングが打ち切られた後、本拠地エンゼルスタジアムへ移り、トレーニングを継続。昨季はリハビリのため、打者に専念した右腕はすでに打者相手に実戦形式の投球練習も行っている。
この日、電話会見を行ったエプラーGMは、大谷がキャンプ初日から二刀流で始動することを明言した上で「何度か実戦形式の投球練習を行っているが、実戦(紅白戦やオープン戦)では強度が上がるので最初の段階はより注視していくことになると思う」と慎重な姿勢。「彼がマウンドから投げることを期待している」と話した。
マドン監督は6月24日の電話会見で先発6人制の構想を明かし、大谷が開幕から二刀流で出場することを期待。メジャー1年目の18年同様、週1回のペースで先発し、登板間に指名打者として起用することを示唆している。