ジャイアンツのポージー、感染回避で不参加表明 養子で迎えた双子が未熟児
米大リーグ、ジャイアンツのバスター・ポージー捕手(33)は10日(日本時間11日)、リモート会見で今季はプレーしないと発表した。大リーグ公式サイトが伝えた。同選手が養子に迎えた双子が32週間で誕生した未熟児で、新型コロナウイルスの感染リスクを避けるために出場拒否権を行使するという。
ポージーはジャイアンツ一筋12年のベテラン。12年に首位打者とMVPを獲得し、ゴールドグラブ1回、球宴6回の実力と人気を兼ね備えた選手。通算成績は1258試合、打率・302、140本塁打、673打点、出塁率・370を残している。今季年俸は2140万ドル(約23億円)で短縮日程の報酬約800万ドル(約8億6000万円)を放棄する。
米大リーグ機構と選手会はこの日、全30球団の選手やスタッフが9日までに受けた新型コロナウイルスの検査結果を公表。3748人のうち陽性反応があったのは27球団66人で内訳は選手58人、スタッフ8人。3日に公表した検査結果は19球団38人(選手31人、スタッフ7人)が陽性で感染率は1・2%だった。
メジャー登録60人枠に入っている選手でシーズン不参加を表明したのはポージーが11人目。ドジャースのプライスやブレーブスのマーカキスなどが出場拒否権を行使している。