大谷翔平「楽しみ」2年ぶり二刀流へ手応え 紅白戦最終登板5回無失点6K

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は19日(日本時間20日)、本拠地エンゼルスタジアムで行われた変則ルールの紅白戦に登板し、5回5安打、6奪三振4四球。打者のべ22人に対し、右肘手術後最多の73球を投げストライクは45球だった。

 大谷が1年10カ月ぶりの公式戦登板に向けて弾みをつけた。前回登板で課題の一つに上げた「追い込んだ後の変化球」。中5日で臨んだこの日は変化球で5つの三振を奪っただけでなく、スライダー空振りで追い込んでから外角低めの直球で打者を凍りつかせるなど、毎回奪三振を記録する好投だった。

 「まず全体的にバランスよく投げれましたし、追い込んでからの変化球も、うーん、いまひとつのもありましたけど、全体的に見た時には前回よりは進歩してるなと思ってるので、うん、全体的にはやっぱり、そうですね、進歩してたかなとは思ってます。真っすぐも含めて、カウントの(ストライクを取る)真っすぐも追い込んでからの真っすぐも、コースに行くボールもしっかりありましたし、良かったかなと思ってます」

 チームは24日(同25日)、敵地オークランドでアスレチックスとの4連戦で開幕。大谷は初戦に指名打者で出場した後、同2戦は調整のために欠場し、26日(同27日)の第3戦に登板する見込み。右肘手術を乗り越えてマウンドに立つ日を前にした心境を問われ「楽しみにはもちろんしてます」と話した。

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