大谷 二刀流開幕OK!術後最多73球、5回0封6K 投手で26日第3戦先発濃厚

 米大リーグは23日(日本時間24日)に、新型コロナウイルスの影響で当初3月26日の予定から約4カ月遅れで開幕を迎える。19日はエンゼルス・大谷翔平投手(26)が紅白戦で最終調整に臨み、5回無失点、6奪三振と右肘トミー・ジョン手術からの復活へ、不安を払拭した。今季は60試合制に縮小するなど異例のシーズン。メジャー1年目のレイズ・筒香、レッズ・秋山、ブルージェイズ・山口らに注目が集まる。

 2年ぶりの二刀流復活へはずみをつけた。最終調整のマウンドとなった3度目の紅白戦。大谷は右肘手術後最多の73球を投げ、毎回の6三振を奪った。「投げるたびに良くなっている。全体的にバランスよく投げられましたし、前回よりは進歩してたかなとは思っています」。試合後のリモート取材で充実感あふれる表情を見せた。

 中5日で臨んだこの日は前回同様、マイナー主体の選手を相手に初回からストライクを投げ込み、きっちりコースを突く球もあった。スプリットとスライダーで6つの三振。課題だった「追い込んでからの変化球」の精度を上げた。四回には外角低めいっぱいの直球で打者を凍りつかせ、「指にしっかりかかってるボールもある。投げ心地は前回よりいい」と明かす。

 過去2試合は計7回、25人に投げて2奪三振、12四死球。制球に苦しみ、ストライク数がボール数を上回ったイニングは一度もなかった。アスレチックスとのメジャー開幕戦を5日後に控え、投手としては26日の第3戦で先発することが濃厚。これまでの不安を最終調整で一掃した形だ。

 「楽しみには、もちろんしています」と明るく話す一方で「(投球の)強度が上がった時に(体に)どういう張りが返ってくるのか不安ではある」と本音も口にした大谷。一方で打者としては紅白戦4試合で打率・308(13打数4安打)。12日の試合では中越え2ランを放った。

 「仕上がりはまずまずいい。ボールも見えてます」。新型コロナウイルスの影響による60試合制の短縮シーズン。「チームとしては、勝つ、優勝するということだけ。個人的にはけがなくしっかり出続けることが一番大事」。大谷が再び、メジャーに二刀流旋風を巻き起こす。

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