大リーグ24日開幕!ダルビッシュ、健康ならばアジア人初のサイ・ヤング賞も
米大リーグは23日(日本時間24日)に、新型コロナウイルスの影響で当初3月26日の予定から約4カ月遅れで開幕を迎える。今季は60試合制に縮小するなど異例のシーズン。メジャー1年目のレイズ・筒香、レッズ・秋山、ブルージェイズ・山口らに注目が集まる。
NPBで獲得したタイトルを引っ提げ、今年からメジャーに挑むのは元DeNAのレイズ・筒香、元西武のレッズ・秋山、元巨人のブルージェイズ・山口の3人だ。
16年に本塁打と打点の2冠に輝いた筒香はメジャーでもアーティストになれるのか。日本が誇る安打製造機の秋山は紅白戦でも巧打を披露し、早くもメジャー通算3089安打のイチロー氏と比較されている。昨季投手3冠の山口は念願の先発ローテ入りはならず。中継ぎで結果を残し、先発の座を狙う。
先発2番手のカブス・ダルビッシュは昨季後半に安定した投球で4勝&防御率2・76。健康ならば、アジア人初のサイ・ヤング賞も夢ではない。
ヤンキース・田中は4日の練習中に頭部に打球を受ける不運。軽度の脳振とうと診断され、開幕には間に合わない見込み。7年契約の最終年。慎重に復帰マウンドを目指す。
日本人大リーガー初の新型コロナ感染者となったのはマリナーズ・平野だ。調整不足は否めず、こちらも開幕アウト。抑え候補として期待されており、チームにとっても大きな痛手となった。
いずれも先発3番手で開幕を迎えるのは平野の同僚でもあるマリナーズ・菊池と、ドジャースからツインズへ移籍した前田だ。前者は昨季6勝11敗、防御率5点台からの巻き返しを、後者は新天地での飛躍を誓う。