大リーグ、コロナ集団感染でヤンキース戦など2試合中止を正式発表
米大リーグ機構は27日、新型コロナウイルスの検査、調査を行うため、この日予定されていたマイアミでのマーリンズーオリオールズ戦と、フィラデルフィアでのフィリーズ-ヤンキース戦の2試合の中止を発表した。
詳細は明らかにしなかったが、米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、マーリンズは24日から敵地フィラデルフィアでフィリーズと3連戦を行ったが、同カード期間中の新型コロナウイルスの検査で4選手の感染が明らかになったため、マイアミには戻らず、当地で滞在。一夜明けたこの日、新たに10人の陽性反応が判明。また、マーリンズがプレーしたシチズンズバンク・パークでこの日予定されていたフィールズ対ヤンキースの試合も中止が決まったという。
米大リーグは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で予定より約4カ月遅れの今月23日に開幕したばかり。24日に同機構と選手会が共同で出した声明では、ウイルス検査でのべ10939人の検体のうち6人に陽性反応、“感染率”0・05%と発表していた。
マーリンズは元ヤンキースで殿堂入り選手のデレク・ジーター氏がCEOを務め、過去にイチローや田沢純一(BC埼玉武蔵)、ボーア(阪神)らがプレー。現在、傘下のマイナーには加藤豪将が所属する。