大リーグ、集団感染で11試合延期もマーリンズ以外の29球団新規感染なし
米大リーグ機構(MLB)は28日(日本時間29日)、マーリンズの新型コロナウイルス集団感染に伴い、本拠地マイアミで予定されていた8月2日(同8月3日)までの試合などを延期すると発表した。
感染状況の詳細は明らかにしなかったが、米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、マーリンズは24日から敵地フィラデルフィアで行われたフィリーズとの開幕3連戦の期間中に選手やコーチら17人に新型コロナウイルスの陽性が判明。マイアミには移動せず、同地に滞在しているため、本拠地で予定されていた7試合の延期が決まったという。
MLBはマーリンズの対戦相手だったフィリーズも27日から予定していたヤンキース4連戦を延期。ヤンキースは代替試合として29、30日に敵地ボルティモアでオリオールズと2試合を戦うことを発表した。
マーリンズで17人もの感染者が出たが、MLBのこの日の声明によると、24日(同25日)以降の検査ではマーリンズ以外の29球団、6400検体のうち陽性反応はゼロ。また、シーズン開幕の23日まで32640検体のうち陽性反応は99検体で感染率は0・3%だったという。