大谷翔平、413日ぶり2戦連発&今季初盗塁 チームは連敗
「エンゼルス5-8マリナーズ」(30日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「5番・指名打者」で出場し、4打数1安打3打点、1盗塁だった。打率・174(23打数4安打)。九回の第4打席で2試合連続本塁打となる2号3ランを放った。前日の試合で1号3ランを記録しており、2戦連発は昨年6月11、13日以来、413日ぶり自身5度目。チームは連敗した。
2-8の九回1死一、二塁の好機。大谷は抑えのアルタビラがカウント2-2から投じた内寄り159キロ直球を完璧にとらえた。速度169キロ、飛距離123メートルの鮮やかなアーチ。左中間方向へ持ち味発揮の一振りだった。
足でも魅せた。1点を追う七回。一塁走者の大谷は打者プホルスの2球目、マウンド上の右腕エドワーズの投球フォームを完全に盗み、二塁へ滑り込んだ。昨年9月の左膝手術後初、昨年9月7日のホワイトソックス戦以来、327日ぶりとなる盗塁。足技でチャンスを拡大し、暴投で三塁まで進んだが、7番ウォードが遊ゴロに倒れ、同点機を逸した。
この日は七回までの3打席でエース左腕のゴンザレスに翻ろうされた。二回1死走者なしの第1打席はカウント0-2から外角へ逃げるカットボールを空振りして3球三振。五回は先頭でワンボールから外角低めのカットボールを打って右飛。七回無死一塁の場面はカウント1-2からカットボ-ルを捉え切れずに二ゴロ(二封)に倒れ、通算対戦成績は12打席連続無安打(四球、犠飛含む)。
勝利にはつながらなかったが、九回の打席はたまったうっぷんを晴らす会心の一撃となった。