大谷2戦連発 2号3ラン!術後初盗塁も

 「エンゼルス5-8マリナーズ」(30日、アナハイム)

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手(26)はマリナーズ戦に「5番・指名打者」で出場し、4打数1安打3打点。1点を追う七回には昨年9月の左膝手術後初となる盗塁で同点機をつくり、敗色濃厚の九回には2戦連発となる2号3ランを放って勝利への執念を見せた。

 力と力の勝負を制した。2-8の九回1死一、二塁。大谷がカウント2-2から剛腕クローザー、アルタビラの159キロ直球をはじき返す左中間方向への大きなアーチ。好調時の特徴がつまった今季2本目の本塁打だった。

 ホームランにしたのは昨年9月に記録した155キロを上回る過去最速球。前夜は内角低めの130キロカーブをゴルフスイングのようなバットさばきで右中間席へ。柔と剛と兼ね合わせた413日ぶり、自身5度目の2戦連発でもあった。

 今季は昨季より右足を半足分後ろに引いたオープンスタンスにした打撃フォームに取り組んでいる。前日の試合後に本人が「打撃の感じは徐々にですけど、いいんじゃないかなと思います」と話したように確かな手応えを感じ始めている。

 この日は試合前にプルペンに入って34球を投げ、術後2度目の登板となる2日(日本時間3日)のアストロズ戦に備えた。珍しくブルペンの後にもキャッチボールを敢行。新フォームのチェックに余念がなかった。

 主砲トラウトが夫人の出産に伴い、この日から産休制度に相当する“父親リスト”に入った。主砲不在の試合で大谷は今季初盗塁となる二盗も決めて同点機をおぜん立て。最後の打席でも勝利への執念の見せた二刀流が苦戦しているチームを牽引していく。

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