「ツインズ３－０インディアンス」（１日、ミネアポリス）

　鮮やかに本拠地デビューを白星で飾った。ツインズの前田健太投手（３２）は六回まで８３球でテンポよくアウトを重ね、１安打無失点で開幕２連勝とした。「ホームでいい投球ができるということは大事なことなので良かった」と悦に入った。

　一回２死から四球を与えたものの、４番のＣ・サンタナを中飛に。その後は五回に唯一の安打を浴びた以外、走者さえ許さなかった。４度の三者凡退で味方の攻撃にリズムをもたらし「全球種、満遍なくコントロールできて打ち取れた。捕手の配球にもしっかり応えられた。内容に関しては、ほぼ完璧」と胸を張った。

　勝ちながらも「あまり良くなかった」前回登板から「うまく修正できた」とさらに内容を良くした。特に苦手としていた左打者への投球に進化を示し「プラスしかなかった」と自信を深めていた。

　チームは開幕から６勝２敗と好スタートを切った。その原動力になっている新戦力の右腕に、バルデリ監督は「本当に素晴らしい投球で見事だった」と目を細めた。