大谷翔平、右腕負傷後初打席で3号先制ソロ 逆方向へ勝利に導く一撃

 「マリナーズ1-6エンゼルス」(6日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は右前腕負傷後初、6日ぶりに打者で出場。「4番・指名打者」で起用され、二回の第1打席で3号先制ソロを放つなど、3打数1安打1打点、1四球、2得点だった。チームは快勝した。

 右肘手術から復帰2試合目の登板で右前腕部を負傷した大谷は2試合を欠場。7月31日のアストロズ戦以来、6日ぶりの打席となった二回、初顔合わせの右腕ウォーカーが1ボールから投じた高めに浮いた外角スプリットをぎりぎりまで引き付けて完璧にとらえた。

 打球角度は大谷がメジャーで打ったホームランの中では3番目に高い39度。滞空時間の長い打球は左翼フェンスをよじ登り、懸命に伸ばしたゴードンのグラブを超えた。飛距離107メートル。メジャー自己最短の一発だった。

 大谷は一昨年10月に受けた右肘手術から投手復帰2戦目の2日のアストロズ戦で2回途中に降板。検査の結果、右前腕部の屈筋回内筋損傷と診断され、今季残り試合は打者に専念することが決まっている。

 4日は患部の状態を見るために欠場し、前日はスタメンを外れ代打に備えたが、出番はなかった。前日の試合前には負傷後初めてフリー打撃に参加。27スイングで5連発を含む13本の柵越え。左中間、中堅、右中間としっかり打ち分け、負傷前と変わらない大きな当たりを連発していた。

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