マー君 貫禄の筒香斬り 注目の日本人対決 これぞ「7年目」の力

 レイズ戦に先発し、5回1安打無失点と好投した(AP=共同)
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 「レイズ1-0ヤンキース」(7日、セントピーターズバーグ)

 ヤンキースの田中将大投手(31)がレイズ戦に先発。日本時代を含め公式戦初対戦となった筒香嘉智外野手(28)を、2打席とも打ち取り“日本選手対決”を制した。しかしチームの勝利にはつながらず、5回を1安打無失点で勝敗は付かず。「6番・指名打者」でフル出場した筒香は2打数無安打だった。

 注目された日本選手対決は田中に軍配が上がった。筒香に貫禄勝ちの結果に「ただ単に今日は僕に運があったというだけ」と謙遜しつつ「同地区で対戦する機会は数多くあると思う。いい対戦をしていけたら」と先を見据えた。

 二回は捕手が構えた内角にきっちり投げ込んで一邪飛。五回はスプリットを捉えられたが、中飛とし「長打になってもおかしくなかった。あれは僕の失投」と反省も忘れなかった。

 メジャー7年目でベテランの域に入った田中が「雰囲気はそりゃある。雰囲気がない選手なんてこっち(米国)でプレーできない」との言葉はエールにも聞こえた。試合前に「対戦する中でいろいろ学ばせてもらうことがあると思う」と話していた1年目の筒香も刺激を受けたはずだ。

 キャンプ中の頭部負傷で調整が遅れ、60球ほどに制限された中、二塁も踏ませない好投で完全復活に前進した。「自然体」を意識して持ち前の制球力を取り戻し「ここまでうまくいってくれたのはちょっと驚き」と表情は明るかった。

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