大谷翔平の投手復活に太鼓判 投手コーチ「近いうちにサイ・ヤング賞争いする」

 大谷翔平投手(26)が所属するエンゼルスのミッキー・キャラウェイ投手コーチ(45)は8日(日本時間9日)、オンライン会見で2日の登板後に右腕を故障し、今季の投手復帰を断念した同投手について「近い将来、サイ・ヤング賞(年間最優秀投手)を争うのは間違いない」と完全復活に太鼓判を押した。

 就任1年目のキャラウェイ投手コーチは、2日の降板後の精密検査で判明した右前腕部のけがについて「本当に兆候は見えなかった」と振り返りつつ、「不運ではあるが、こういうことは起こりうる。今回はそれが翔平だった」。先発の柱として期待していただけに「大きな損失。とても貴重な投手を失ってしまった」と落胆を隠せない様子だった。

 球団の発表によると、大谷は投球再開まで4~6週間の安静が必要。同投手コーチは、大谷のチームメートで、13年6月に同じ右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた後、16年の2桁勝利まで2年半を要したバンディが今回の大谷と同じような問題を経験したと話していたことを明かし、「彼(大谷)が近い将来、サイ・ヤング賞争いをするのは間違いない」と完全復活に太鼓判を押した。

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