「エンゼルス６－０アスレチックス」（１１日、アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手（２６）はアスレチックス戦に「５番・ＤＨ」で出場し、４打数２安打１四球、１盗塁。今季初の３戦連続複数安打で打率を・２２４とした。チームは同地区首位のライバルに快勝して初の連勝を飾った。

　四回、先頭レンドンの３号ソロで先制し、続く大谷がフルカウントから７球目チェンジアップを右前へ。バランスを崩しながらしぶとく一、二塁間を破り、カストロの２号３ランを呼んだ。打者９人で一挙５点を奪った。

　続く五回にも右前打で出塁した大谷は今季２盗塁目となる二盗を成功。足でも魅せた。

　３日前の打率・１３２から鮮やかなＶ字回復。しかし、試合後のマドン監督は「まだ１００％の状態ではない」と分析。「速球は逆方向、変化球は引っ張り、というような意識は見える。よくなっているが、本来の打撃にはあと数日、１週間ほどかかる」と言った。

　２日の登板で右腕を負傷し、今季の投手復帰を断念した大谷。本領を発揮するのはこれからだ。