Bジェイズ山口俊、2回1/3を無失点4奪三振 最速151キロ直球8日ぶり登板で快投
「ブルージェイズ-マーリンズ」(12日、バファロー)
ブルージェイズの山口俊投手(33)は4-11の五回2死三塁から3番手で登板し、移籍後最長の2回1/3を投げて無安打無失点。最速151キロの直球などで4つの三振を奪う完璧な内容だった。勝敗はつかず、防御率は9・00。
4日のブレーブス戦以来、8日ぶりのマウンドは7点ビハインドの五回2死三塁。山口は左打ちのディッカーソンに対し、初球138キロスライダーは外角高めのボール、続く内角高めの145キロ直球はファウル、3球目の138キロスプリットが外角低めにはずれてカウント2-1。4球目、外角スプリットで左飛に打ち取った。
メジャー4登板目で初めてイニングをまたいだ六回は先頭ジョイスを2球で追い込んだ後、外角低めの140キロスプリットで空振り三振。続くアンダーソンにはカウント1-2からフルカウントまで粘られたが、8球目、力勝負の151キロ直球で連続空振り三振を奪った。最後はセルベリを148キロ直球で一ゴロに仕留める完璧な投球内容を披露した。
山口の好投にこたえるかのように五回と六回に2点ずつを加え、7-11となった七回。右腕はさらにギアを上げた。先頭アルバレスに対しフルカウントからこの日最速の151キロ直球で空振り三振。続くバーティをカウント2-2から外角いっぱいの149キロ直球で見逃し三振。シエラは2ボールからバント安打狙いの一直に仕留めてマウンドを降りた。
山口はメジャーデビュー戦となった7月26日のレイズ戦、続く29日のナショナルズ戦はいずれも延長十回、タイブレーク制による無死二塁からの登板で失点。2連敗の厳しいスタートとなったが、前回4日のブレーブス戦は2/3回を無失点に抑えた。2試合連続無失点で防御率を12・00とした。