大谷、日米自己最悪20打席無安打で打率・165 チームは5連敗阻止
「アスレチックス3-4エンゼルス」(22日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「5番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球。打率を・165(79打数13安打8四球)とした。16日のドジャース戦の第1打席に右前打を放った後は20打席連続ノーヒット(2四球含む)で、日本ハム時代の13年に記録した18打席連続無安打の自己ワーストを更新した。チームは勝って連敗を4で止めた。
前日は打撃感覚を取り戻す時間を与えられ、4試合ぶりに出場機会のなかった大谷。この日はこれまでのノーステップ打法ではなく、日本ハム時代の右足を上げるフォームで打席に立った。
この日の相手先発は12日の対決で2打席無安打に抑えられた右腕のバシット。1-0の初回1死一、二塁の好機はカウント3-1から高めに外れる153キロシンカーを見送って一塁へ歩いた。
3点リードの四回は先頭で右直。1ボールから低めの148キロを打ったが、打球速度158キロ、飛距離92メートルの打球は右翼手のグラブに収まった。18打席連続無安打(2四球含む)でプロ1年目の13年に記録した自己ワースト記録に並んだ。4-2の五回1死一塁の打席は空振り三振。フルカウントから7球目150キロ直球をアッパースイングでとらえにいったが、バットは空を切った。
ノーステップ打法に戻したのは七回の打席だ。ネクストサークルで代わったばかりの左腕マクファーランドの投球練習を見て元のフォームで素振りを始めた大谷。カウント2-1から外角低めの142キロシンカーを打ったが、ゴロ打球は遊撃の正面だった。相手野手の失策で一塁に出たが、連続無安打打席は20に伸び、打率を・165まで落とした。
試合はエンゼルスの主砲トラウトが二回に2点適時打を放つなど、序盤でリードを奪って主導権を握る。先発キャニングが四、五回の連続失点で1点差に詰め寄られたが、辛くも逃げ切り連敗を4で止めた。