大谷翔平 5号含む2安打で復調の兆し 指揮官「正しい方向に進んでいると信じたい」
「アスレチックス5-4エンゼルス」(23日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「5番・指名打者」で出場し、5号3ランを含む4打数2安打3打点、1四球。日米自己ワーストの連続無安打打席を21(2四球含む)で止め、9戦ぶりにマルチ安打を記録した。打率は・181(83打数15安打8四球)。メジャー通算45本目の本塁打で井口資仁(ロッテ監督)を抜いて日本選手単独4位に浮上した。
0-2の三回1死二、三塁の好機に一旦は逆転となる5号3ランを放った大谷は「次以降につながる打席だったのかなとは思います」と言った。前日から取り入れた右足を上げるフォームをノーステップ打法と併用。「強振したつもりはなかった」と振り返った本塁打の飛距離が今季最長の134メートルだったのは、本人が不振の原因と語る「距離感とタイミングのズレ」を修正できたことを意味している。
試合後のマドン監督は、七回の打席で中継ぎ左腕のディークマンにカウント0-2と追い込まれながらスライダーを右前へ運んだ2安打目も高く評価。「左打者にとっては本当に難しい投手の球を引っ張ってヒットにした。正しい方向に進んでいると信じたい」と願望を込めて言った。