大谷翔平、苦手左腕に4打数無安打2三振 打率・172 チーム連敗
「アストロズ11-4エンゼルス」(24日、ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打2三振。八回に前日は22打席ぶりの安打となる5号3ランを放つなど、2安打3打点で復調の兆しを見せたが、ノーヒットに終わり打率を・172とした。チームは完敗して2連敗。
メジャー1年目の18年9月4日以来となる2番で起用された大谷は初回の打席は空振り三振。過去の対戦7打数1安打と苦にしている左腕バルデスに対し、カウント1-1から内角132キロカーブと内角153キロシンカーをファウルにした後、低めのカーブにバットは空を切った。
過去2試合はノーステップ打法と右足を上げるフォームを併用したが、この日はノーステップで打席に立ち続けた。1-2の三回1死一塁の場面は二ゴロ(結果は二失)。初球、高めに浮いた129キロカーブを見送ってストライク、続く高めの151キロシンカーと内角154キロシンカーをいずれもファウルにして追い込まれる。ボール1つを挟み、最後は外角低めのボールになるカーブを引っ掛け、力のないゴロは野手正面に。併殺を狙ったアルトゥーベがお手玉し、送球が遅れるか間に大谷は一塁を駆け抜けた。
2-5の五回1死一塁の場面は一ゴロ。初球内角151キロシンカーをファウルにした後、再び内角に投じられた151キロをバットの根っこで打ち返し、ボテボテのゴロが一塁線際に転がった。
エンゼルスは六回に中継ぎ陣が崩れて4失点。4-9となった七回の打席は2球連続カーブが外角低めに外れて打者有利のカウントになったが、内角高めの146キロシンカーを空振りし、ボール1つを挟んでカウント3-1。続く内角150キロシンカーを打ち損じ、自打球が右すねを直撃した瞬間、激痛で絶叫。6球目、内角高めの高速シンカーをファウルにした後、最後は低めのカーブを自信満々に見送って一塁へ歩きかけたが、球審の判定はストライク。その場で立ち尽くし、腰に手を当て、首をかしげた。
エンゼルスは八回の攻撃を終わって7点を追う展開。その裏の守備でDHを解除して捕手カストロを起用したため、大谷は途中交代。先発マスクのバムブームが7番手投手として登板し、1回を無安打無失点に抑えた。