ブルージェイズ・山口 メジャー初勝利!今季最長の4回好救援
「ブルージェイズ9-1レッドソックス」(26日、バッファロー)
米大リーグは26日(日本時間27日)、各地で行われ、ブルージェイズの山口俊投手(33)はニューヨーク州バファローでのレッドソックス戦で2-0の三回から2番手で登板し、4回を1本塁打を含む2安打1失点、2三振2四球でメジャー初勝利(2敗)を挙げた。
投手陣の苦しいやりくりを救う好投だった。過密日程と負傷者続出のため、山口が救援投手でつなぐ「ブルペンデー」に三回から登板。いきなり内野安打と四球で無死一、二塁のピンチを迎えたが、次打者を二ゴロ併殺打に仕留め、切り抜けた。
速球、フォークボールの制球が良く、安定した投球で今季最長の4イニング。「日本で結果が出た配球、低めを中心に投げていくことを(捕手と)話し合って、何とか最低限の結果が出たのかな」と振り返った。
メジャーデビューから1、2戦目はタイブレークで登板し、ともに敗戦投手となった。球速を意識し過ぎて崩れていたフォームを修正し、投げ込みもした。「なかなかアメリカの野球に対応できずに開幕してから苦労したが、自分が取り組んできたことがやっと結果として表れてきている」とほっとした表情だ。
初勝利の記念ボールももらったが、浮かれていない。「いい試合で使ってもらえるようになってきたのが僕自身の通過点」と気を引き締めた。