大谷翔平、足技で逆転劇を演出 指揮官「私は彼の大ファンだ」

 6回、四球で出塁後、二盗を決めるエンゼルス・大谷(共同)
 3回、右翼線二塁打を放つエンゼルス・大谷(共同)
 6回、四球を選ぶエンゼルス・大谷(共同)
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 「エンゼルス3-2マリナーズ」(28日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打1四球、1盗塁、1得点だった。打率は・188(96打数18安打11四球)。チームは逆転勝ちで今季2度目の2連勝。

 足で逆転劇を演出した。0-1の六回。大谷は先頭で四球を選んで出塁すると、左投手の執ようなけん制球をものともせず、今季4盗塁目となる二盗に成功。40歳プホルスの通算2088打点目となる適時二塁打で同点のホームを踏み、後続の勝ち越し打につなげた。

 ファウルで記録にはならなかったが、二盗の直後には好スタートを切って果敢に三盗も狙った。試合後の会見でマドン監督は大谷の走塁を「彼の身体能力はメジャーのトップクラス。僕は彼の大ファンだ」と断言「打撃以外でも勝利に貢献できる。間違いなく、この男は毎日プレーできる選手だ」と評した。

 この日はメジャー初の黒人選手としてプレーした功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」にちなみ、全選手がメジャー30球団の永久欠番になっているロビンソンの背番号「42」をつけて出場。大谷は三回に左腕マーゲビシャスから右翼線二塁打を放ち、2試合連続で長打を記録した。

 シーズンの打率は2割に達していないが、指揮官は「うまく適応し始めている」と復調の兆しを感じ取っている様子。シーズンはすでに折り返し、残り27試合。「彼はとてもいい状態でシーズンを終われると本当に思う」と期待を込めて言った。

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