大谷 野手と対戦も84キロ遅球を一ゴロ 5打数無安打3三振
「エンゼルス16-3マリナーズ」(29日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「2番・指名打者」で出場し、5打数無安打2打点、1四球だった。五回までに3打席連続三振を喫するなどして打率を・178(101打数18安打12四球)とした。チームは新人アデルがメジャー初を含む2本の本塁打を放つなど、大勝で今季初の3連勝を飾った。
前日に続いて2番で起用された大谷は初回、左腕シェフィールドに空振り三振。カウント2-1から内角150キロ直球をファウルにした後、外角低めのスライダーにバットは空を切った。
三回は先頭で内角の127キロスライダー、外角低めの148キロ直球をいずれも見送ってストライクと判定され、ボール、ファウルの後の5球目、内角低めの129キロスライダーに空振り三振を喫した。
2点リードの五回1死一、二塁の好機は見逃し三振。2球連続スライダーを空振りして簡単に追い込まれると、カウント2-2から6球目、低めいっぱいの132キロスライダーにバットを止めたが、判定はストライク。大谷はその場で立ち尽くし、首を傾げた。前日の最終打席でも三振を記録しており、自己ワーストタイの4打席連続三振となった。
大谷は7-1の六回2死三塁の打席は3番手左腕フレッチャーから四球を選んで出塁。続くトラウトの右中間を抜けた打球に快足を飛ばし、足から滑り込んで生還した。
10-1の七回無死満塁の打席は4番手右腕グロッツに二ゴロで1打点。カウント1-1から外寄りのスプリットをとらえ切れなかった。
12点リードの八回無死満塁の第6打席は5番手で登板した内野手のロープスと対決。昨年6月2日の同カードで捕手のマーフィーに三ゴロに倒れて以来とのなる野手に対し、初球の高め84キロを打って一ゴロ。三塁走者が生還し、2打点目を記録した。
エンゼルスは新人アデルが二回にメジャー初本塁打となる1号2ランに続き、六回にも2号ソロを放って2安打3打点。不振から一時は打率を2割5分台まで落としていた主砲トラウトが2戦連続となる12号3ランを含む3安打6打点だった。