マー君 五回に痛恨2ラン同点被弾 四回まで1安打5三振の好投から暗転

 「ヤンキース-レイズ」(1日、ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手(31)は四回まで1安打無失点、5奪三振と好投していたが、2点リードの五回に同点2ランを許した。

 8月27日のブレーブス戦から中5日、今季初勝利を期して6度目のマウンドに立った田中は初回、2者連続三振を奪う好スタート。2死からウェンドルに死球を与えたが、対戦打率・313、2本塁打の4番メドウズを138キロスライダーで三飛に打ち取った。

 二回は先頭の筒香をスライダーで二ゴロ、アダメスには初球148キロ直球を左前に運ばれたが、後続を二直併殺。三回は1死から四球で走者を背負った後、二ゴロ(二封)、空振り三振でつけ入る隙を与えず。四回は筒香を三直に仕留めるなど、3人で片付けた。

 四回を終えて48球、1安打無失点、5三振2四死球。二塁さえ踏ませない質の高い投球を披露していたが、五回に崩れた。先頭アダメスにフルカウントから甘く入ったスライダーを左翼線二塁打。続くキーアマイヤーには2球連続スライダーでカウント0-2と追い込んだ後、3たび投じた低めのスライダーにきっちり合わされ、同点被弾。飛距離122メートル、低い弾道で右翼2階席まで運ばれた痛恨の1球にマウンド上で悔しさをにじませた。

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