マー君 今季最多88球で初勝利 指揮官絶賛「大きな一歩になった」
「ヤンキース5-3レイズ」(1日、ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手(31)は今季自己最長の6回を投げて3安打2失点で今季初勝利をマークした。投球数88、7つの三振はいずれも今季自己最多。四回まで二塁さえ踏ませない好投で防御率3・38。7月上旬の頭部打球直撃のアクシデントを乗り越え、メジャー移籍後、最も遅い開幕6登板目でのシーズン1勝目となった。
試合後の会見でブーン監督は「今夜はスライダーが本当に良く、左打者の両サイドに効果的に使っていた。直球に力があったし、多くは投げていなかったがスプリットも要所で良かったと思った」と高く評価。今季初となった6イニング目を2番からの好打順を3人で片付け「厳しい中軸を相手に多くのものを見せてくれた。いい形で終えることができたのはよかった」と好投をたたえた。
過去5登板の最多投球数は71。今後に向けて、この日の登板で投球数を増やしてほしい考えがあったことを明かしながら、6回88球の結果に「ほぼ仕上がった状態だと思う。大きな一歩。これで100球を投げられるところまできたかもしれない。今後に向けて、きょうは大切な一歩になったと思う」と話した。