メッツなどで通算311勝シーバー氏が死去、75歳 コロナと認知症の合併症と報道
米野球殿堂は2日(日本時間3日)、メジャー通算311勝、サイ・ヤング賞3回で92年に殿堂入りしたトム・シーバー氏が8月31日に死去したことを公表した。75歳だった。米全国紙USAトゥデー(電子版)によると、死因はレビー小体型認知症と新型コロナウイルス感染による合併症だという。
シーバー氏は67年にメッツでメジャーデビューし、86年までの20シーズンで通算656登板、311勝205敗、防御率2・86。4783イニングを投げて歴代6位の3640三振を奪った。
メジャー1年目に16勝、防御率2・76で新人賞を、3年目の69年には273イニングを投げて25勝7敗、防御率2・21で最多勝タイトルとともにサイ・ヤング賞を獲得。70、71、73年はいずれも最優秀防御率と最多奪三振の2冠。73年と75年にサイ・ヤング賞を受賞している。球宴12回。69年のメッツのワールドチャンピオンにも貢献するなど、メジャー史上最強投手の1人として称えられている。