「エンゼルス－パドレス」（３日、アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平選手（２６）が「５番・指名打者」で出場することが発表された。大谷の５番は８月２５日のアストロズ戦以来７試合ぶり。

　試合開始２時間前、チーム練習がなく、だれもいない内野フィールドに大谷が姿を見せた。一塁方向へ向かう、その手には黒のファーストミット。前回、守備練習をした８月２９日の時にはなかった新たなアイテムが本気度の高さをうかがわせた。

　ホームベース上からコーチが打つゴロ打球のノックを巧みなグラブさばきで１７球。さらに、実戦を想定し、正遊撃手のシモンズへのゴロノックに合わせて一塁の守備位置からベースへ移動して１９球を捕球した。途中でノックを中断してコーチから一塁上でアドバイスを受ける場面もあった。

　大谷はここまで打者で２９試合に出場して、打率・１８５（１０８打数２０安打１５四球）、５本塁打、１８打点、５盗塁。前日の試合ではメジャー移籍後初めて１番で起用され、２打数無安打２四球。連続試合安打は２で止まったが、２度出塁した。

　パドレスの先発は、８月３１日にインディアンスからトレードで移籍してきた右腕のクレビンジャー。大谷の対戦成績は５打数２安打１四球で、初対決となった１８年８月３日に２打席連続本塁打を放っている。

エンゼルスのラインアップは以下のとおり。

１番・遊撃　シモンズ　　　打率・３２０、０本塁打、３打点

２番・中堅　トラウト　　　打率・２７６、１３本塁打、３４打点

３番・三塁　レンドン　　　打率・２９２、６本塁打、１９打点

４番・左翼　アップトン　　打率・１４３、４本塁打、１０打点

５番・ＤＨ　大谷　　　　　打率・１８５、５本塁打、１８打点

６番・二塁　バレト　　　　今季初スタメン

７番・一塁　ウォルシュ　　打率・０００、０本塁打、０打点

８番・右翼　アデル　　　　打率・１６５、２本塁打、４打点

９番・捕手　ベムブーム　　打率・１７４、１本塁打、２打点

　　　投手　ヒーニー　　　２勝２敗、防御率４・６２