大谷翔平は出番なし 指揮官「苦しんでいる」「練習での良さ出てない」
「レンジャーズ2-6エンゼルス」(10日、アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は3試合ぶりに出場機会はなかった。同選手がスタメンを外れるのは最近5試合で3度目。チームは連敗を2で止めた。
この日の相手先発は右腕のギブソン。試合前の会見で地元紙記者から大谷をスタメンから外した理由を問われたマドン監督は、8日にメジャー再昇格を果たした内野手のタイスの名を挙げて「マット(・タイス)を3試合連続で使いたかった。多く打席に立たせるためにショウヘイに休みを与えた」と説明した。
大谷はここまで打者で34試合に出場し、打率・195(128打数25安打17四球)、5本塁打、20打点、7盗塁。本塁打は8月23日のアスレチックス戦を最後に14試合出ておらず、長打も8月28日のマリナーズ戦で二塁打を記録して以降はなく、持ち味を発揮できていない。
大谷の現状についてマドン監督は「苦しんでいる。確かに苦しんでいる」と断言。「彼の取り組みは素晴らしい。打撃練習での良さが試合で出せていない」とも話した。
あす11日から敵地デンバーでロッキーズと3試合を戦う。クアーズフィールドは標高1マイル(約1600メートル)の地点にあり、気圧が低く空気抵抗が小さいことから、打球が飛びやすい打者有利の球場として知られている。指揮官は「自分の打撃を取り戻すにはいい場所かもしれない。スイングがよくなることを期待している」と、大谷の復調を願った。