大谷翔平が本塁打の後にバント安打を狙ったわけ 1点を取るイメージできていた

「エンゼルス4-3レンジャーズ」(19日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)は「6番・指名打者」で7試合ぶりにスタメン出場し、6号ソロを含む3打数2安打1打点、2得点。打率を・200(135打数27安打18四球)とした。8月25日以来、今季6度目のマルチ安打でチームの逆転勝利&3連勝に大きく貢献した。

 7試合ぶりにスタメンで出場した試合。二回の第1打席でいきなり右越え6号ソロを放ち、続く五回には中前打で同点機を演出した大谷が3度目の打席で奇策を試みた。

 場面は3-3の六回2死走者なし。初球で強振の構えから一転、セーフティーバントを狙った。敵軍内野陣は全体が右へ寄るシフト。三塁前ががら空きだったとはいえ、前の2打席の打撃内容からすれば強振で決勝点を取りにいっても不思議ではなかった。しかし、試合後の大谷は「同点の終盤だったので、もう1本ホームランが出る確率よりも(バントで)転がして(塁に)出て、盗塁なり、ワイルドピッチなりで二塁に進んで点が入る確率の方が高いなと思ったのでやりました」と、1点を取るイメージをもって打席に入ったことをよどみなく説明した。

 後ろを打つウォードは直近8試合の打率が・538と絶好調。五回の打席では左中間二塁打で一塁走者の大谷をホームへ迎え入れている。

 大谷が試みた初球限定の奇策は、内角低めのカットボールを見送って未遂に終わったが、今季盗塁成功率100%の自信と同僚のバットへの信頼、さらには最初の2打席で結果を出したことで生まれたゆとり、さまざまなプラスの要素が詰まったプレーだった。

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